自作自演〜ラフマニノフ2005年12月08日 13時01分45秒

 ぷちぷち、というLP独特の、あの雑音が聴こえてきます。
ラフマニノフ(1873年ー1943年)の自演によるピアノ協奏曲2番3番を聴きました。ロシアでは現代音楽が主流だった時代に、かたくなにロマン派の流れの曲を作った人。演奏は、センチメンタルでない、すっきりした演奏でした。華美や大仰でなく、それでいて叙情的な所はあるのです。自分が弾くための曲なので、まったく無理をして弾いているところはなく、3番の初め、メロディーがオケと掛け合いになる所、オケに追われるような演奏が多い中、さすがに余裕の演奏です。

・ピアノ協奏曲第2番ハ短調(ラフマニノフ)
ラフマニノフ/フィラデルフィア管/指揮 ストコフスキー
・ピアノ協奏曲第3番ニ短調(ラフマニノフ)
ラフマニノフ/フィラデルフィア管/ 指揮 オーマンディ
録音(1929〜1940)
BMGファンハウス - 1990/06/21

追記:コメントTB不可に設定されていました。ご訪問頂いた皆様m(_ _)m

天才と鬼才〜雨の歌2005年12月12日 21時32分39秒

天才と鬼才
白い表紙に似顔絵が二つ並んだシンプルなジャケット。
『ブラームスバイオリンソナタ全集』バイオリン古澤巌ピアノ高橋悠治。
雨の歌が一番聞き慣れています。奥深い音のピアノがリードしているような印象でした。独奏ピアノソナタのように感じる所もありました。バイオリンはやや線が細い様に思われました。楽器とか弓とかいろいろな要素があるのでしょうが、専門でないので詳しくはわかりません。

ピアノはベーゼン(多分)先日行ったベーゼンの試弾会で、メルアドを登録したら、メルマガを送ってくれて、そこにこのCDの宣伝が載っていましたので。

 3番もいい曲です。終楽章は互いに鬼気迫るような演奏でした。父子ぐらいの年回りの組み合わせでも、天才と鬼才ですから、互いに触発されるものなのでしょう。

 収録曲の最後の曲はFAEソナタというバイオリンソナタの3楽章にあたるスケルツオ。初めて聴いた曲でした。

FAEソナタ:
第1楽章 アレグロ、イ短調。ディートリヒ作曲。
第2楽章 間奏曲、ヘ長調。シューマン作曲。
第3楽章 スケルツォ、ハ短調。ブラームス作曲。
第4楽章 フィナーレ、ハ長調。シューマン作曲。
という3人の共作です。
スケルツォは力強いブラームスらしい曲でした。この曲もピアノはかなり難しそう。
高橋さんの、ぱらぱら、という(ちょっと形容しがたいのですが)音が耳に残ります。かなり真っ向から挑んでいる、という演奏でした。


『ブラームスバイオリンソナタ全集』古澤巌/高橋悠治
録音:2005ー2/大泉文化村ホール/エイベックス

想定内2005年12月14日 19時59分07秒

『想定内』今年の流行語大賞に選ばれたという事です。
↓スペイン音楽を聴いた熊本マリさん、他にどのようなCDがあるかと思いましたら、ゴルドベルクをリリースしていました。
アリアはサラバンド風にゆっくりめ。第1変奏はフォルテで速く。『1』『2』は強弱の変化をつけて弾く。速い(と思われる)所は速く、ゆっくり(と思われる)所はゆっくりと。想定内で安心して聴ける演奏です。グールドのファンで(だと思った)15歳の時にファンレターを出してカナダまで会いに行ったそうです。
28歳のときの録音という事で、若々しさが出ている演奏でした。
『ゴルドベルク変奏曲』ピアノ:熊本マリ
録音:1993年8月川口リリア音楽ホール